労働者の弁当・それは日の丸弁当


このタイトルが良いのかどうかわからないのですが、よく不思議なことを考えます。 昔の人は今のように食生活が充実しているわけでもなく、逆に偏った物ばかりを食べているようにすら思えてならないのですが、何故に振り返ってみると一大事業を成し遂げてこれたのでしょうか。

聞けば弁当は日の丸弁当、よくって漬け物、母ちゃんが月末と重なって機嫌がいいときは卵焼きが付いてくる、とにもかくにも白い飯がギュウギュウに詰め込んだ白い飯。『それだけでがむしゃらに働いてきたものよ』歯の抜けた黒い空間が愛らしくにっこり笑って軽く言うおじさん、良い顔してるよね。 今の時代でこんなに屈託のない笑顔が出来る若者たちはどのくらい居るのでしょうか。

決して栄養学的に見ているわけでもなく、カロリー計算や栄養バランスを意識しようにもそんな時代背景出なく、とにかくがむしゃらに頑張ってきた時代の食べ物、なんでこんなにがんばれたのでしょうか、今一度この日の丸弁当を食べて考えてみましょうか。

今ふと思ったのですが、日の丸弁当…・国旗、家族のため、国のため、今日の糧のため、 頑張ってきた証がこの名前になったのでしょうかね、ただ単に白いご飯に赤い梅干しと言うだけでなく…


作り方

私はただ単にご飯を詰め込めばいいのかと思っていました、ところがどっこいここにはちゃんとしたルールがあります。春夏秋冬によって、労働内容によって色々と工夫がなされているのですね。
例えばおかみさんが『今日は月中だから少し入れといたよ』
父ちゃん『今日は暑そうだから一寸ばかり多めにしといてくれよ』
何だと思いますか、そうです、今日は天気もいいし月中はだいたい大変な作業が多く、塩分の補給のためご飯に塩をいつもより多く振りかけるのです。夏は腐らないようにおかみさんが少し酢をかけて酢飯にします。 そして梅の水ぽい物を選びます、冬は其の逆で水気の少ない梅を入れます。
弁当の底はご飯を詰め込み真ん中を軽く押さえ、上のご飯は又詰め込む。これは食べるタイミングを仕事に合わせた詰め方らしいですよ。
弁当箱の蓋でお茶を飲み、一気にかき込んで、からになった弁当箱を枕に『一寸失礼して、ごめんなさいよ』次の仕事に備えて高いびき……ご苦労様。
おかみさんの頑張ってが通じたのかグッスリ。これが最高のレシピーかな

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