2003年9月号
Uno Per Uno ウーノペルウーノ
この手紙はいつ頃
あなたのお手許に届くのでしょうね。
そして、あなたのお手紙は
いつ頃私に来るのでしょうね。
・・・・太宰治・・・・
・・・・ただ逢うために逢ひたい・・・・
秋になると、
やたら日本語の美しさに心が動きます。
逢いたい人に想いを走らせ
切なく恋焦がれ
年を重ねた赤いワインにに身を託す。
届いておくれ揺れる炎の
熱き想い
写真家 村上宏治
彼は言う
唯一の私の我侭はこの炭火のコンロ

彼は言う
オープンキッチンは
相対したお客様との会話を エッセンスに媚薬の香料に変える。

彼は言う
営業時間が終わり、 妻と共に店に鍵をかけ、 家路に着くとき、
互いに心でつぶやくお疲れ様。
白んだ空に、語るは明日の夢。
シェフ西谷栄人は多くを語らない、
その中で時に出るのは、 今日も喜んでもらえたね。

妻は言う、ガンバロウネ。
たわいのない普段の会話だが、 私には何故か心地いい。

ここは岩国ウーノペルウーノ。

明日が見える素敵な予感と空間。
写真家 村上宏治
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