2005年6月号
月夜で白、赤は蝋燭・・・


ソムリエの歴史は古い、
当然だがワインの歴史と比例している。
ソムリエになるとその栄誉を称えて、
タートヴァンを手にします。

そのタートヴァンは試飲の為と思っていた。
確かにその役目もあるが、
熟成の度合いを見るものと知った時、
ワインが語り継がれる意味を感じた。
手前のくぼみが蝋燭の炎を集め、
赤ワインのそれを教えてくれる。

写真家 村上宏治 尾道 しまなみ 瀬戸内 カメラマン
写真家 村上宏治 尾道 しまなみ 瀬戸内 カメラマン  
 反対の小さなくぼみは、 ワインセラーに差し込む、
 月の光かりで白ワインを注ぎ、そしてその熟成具合を見る。

 炎に照らし出された赤ワインの色は、
 何と妖艶な色をしている事でしょう。
 一度見確実に脳裏に焼きつきます。
 その色を知らずして、ワインを語れない。

 そしてもう一つ、 タートヴァンは銀製品です。
 この意味がお分かりでしょうか。 酸にすぐ反応する銀です。
 混入されたそれを清い炎と銀で、この言葉を教えてくれます、
 飲んではいけません・・・と。

 そっと優しく蝋燭の炎が教えてくれます。
トップページに戻る
Copyright(C) 2004 ERM・村上宏治 All rights reserved.