観覧車の巨大な輪っかを見上げていると、 はじめて逆上がりができた時のことを思い出す。 何度も何度も空をけり上げて、 ある時ふいにぐるんと景色が回る。 うれしいのとびっくりしたのが一緒にやってきた。 あの感じは、観覧車でいちばん頂上に あがった時の喜びと、少し似ている気がする。

私が初めて乗った観覧車ってせいぜい直径15メートルぐらいの
ビルの屋上のものでした。
 母親に連れられて乗った記憶が在りますがもう30数年前。とっても狭いカプセルに乗った想い出です。

 ひたすら恐い思いをした記憶とあんなに無条件で母親に抱き付いた記憶はその後に在ったかどうか、そう言えば水泳を教えてもらった時の海がそうだった気がしますが何れにせよ近い出来事。それ以来あんな無条件に接したのは記憶が在りません。

 先だって久方ぶりに観覧車に乗った時、あのゆっくりとした時間と、あの狭い空間が原風景を見せてくれました。
 反時計回りに動くゴンドラにアセル必要の無いのに飛び乗って、ゆっくりと地面から離れていく。丁度八時の位置に来た時から四時までのゴンドラの位置が私の最も穏やかな時間になりました。私の向かいのゴンドラにどうも家族が乗っているみたいです、にぎやかな会場の雰囲気とは全く違った空間と時間、家族の絆を感じるのが何だかこの観覧車のような気がします。

 家族、恋人同士、親友、其々の絆を感じる観覧車。アミューズに絶対必要な観覧車の意味が分かったような気がします。

しかし何故何でしょう。私だけかなぁ一周して帰った時、アセル必要が無いのにドキドキしながらゴンドラを降りるのは。電車の乗り降りでないのになんででしょうか。皆さんいかがですか。

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