いつか来た道の空間を散策していると、あまりの面白さ、懐かしさについ我を忘れて、時間の経過とお腹の
状態を無視して歩いてしまいます。
メインストリートがなだらかな坂道になっていて、その頂上あたりが懐かしのうるうるポイントとなるわけです。中華そばのウンチクは後にお伝えするとして、ここで耳よりな事をお聞きしました。
なんとみろくの里では出されているメニューにすごい秘密がありました。それはカレーライスや中華そばなどはあえて当時を再現し、懐かしがりながら食べることが出来るのです。中華そばを頼んでカレーライスも頼んだ時、ふと気づいたのです。カレーのルーの少し頼りない色、中華そばの素朴な香りと乱暴な具の盛りつけ、まさしくそれは当時のままです。
実は私が気づいたのではなく、いつか来た道の関係者の方が怪訝そうに見ている私の顔をのぞきこむようにして、「あなたにとって懐かしい味だったら、私はうれしいんだけどね。そう思って作った中華そばとカレーライスなんだよ。贅沢なラーメンやおいしいラーメンは外でいつでも食べられる。ここでは空間と時間と味わいはすべてあの時の時代に合わせてある。これがみろくの里、いつか来た道なんだよ。」そう聞いた私はふと気づいた、この人はラーメンと中華そばを使い分けている。そうなんだここではラーメンではないんだ。中華そばなんだ…。
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