ウイスキー蘊蓄編
「〜年もの」というのはどういう意味ですか。
また、長く貯蔵したウイスキーはうまいと聞きましたが、どうでしょうか?

 たとえば「12年もの」とか「12 Years Old」といえば、モルト原酒もグレーン原酒も最低12年間貯蔵したものを使っているということを意味しています。

一般的に、貯蔵期間に伴い熟成が進み、まろやかさや深みが増すことは確かです。しかし、あまり長く樽で熟成させると木香が強くつきすぎたり、香味から生気が失われたりすることもあります。原酒それぞれに熟成の頂点があり、ブレンダーは一番飲み頃のところで樽の封を切り、ブレンドに使っていきます。

また、ウイスキーの味わいは、単に貯蔵年数で決まるのではなく、原酒そのものの品質(原料や醸造・蒸溜法による)や樽の品質、貯蔵管理の条件で違ってきます。全ての条件を満たして、好ましい熟成が進んだとき、おいしいウイスキーが生まれるのです。



「ウイスキーのラベルに原材料「モルト、グレーン」と書かれていますがどういう意味ですか?

原材料の表示です。モルトとは「麦芽」のこと。「麦芽」または「モルト」と表示されます。グレーンとはとうもろこし等の「穀類」のこと。「穀類」または「グレーン」もしくは穀類の種類名で表示することが決められています。したがって、モルトウイスキーやグレーンウイスキーを意味するものではありません。



ウイスキーはどうして琥珀色になるのですか?

 蒸溜したてのウイスキー(ニューポット)は、無色透明です。これを樽に詰めて貯蔵します。やがて樽材のオークに含まれるリグニンやタンニンなどの成分や、また樽の内側を焦がすことによって変化した成分が溶け出すので、あの琥珀色に色づいてくるのです。


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