アンクルトリスと柳原良平
 ところでアンクルトリス、たしかテレビのコマーシャルでよく見てました。記憶では11PMでよく見てたような気がします。間違いだったらごめんなさい。

 両親の眼を盗んでは、胸がはちきれんばかりの興奮と次の日の小学校の昼休み天下を取った気分で友達集めて自慢してた思いでがあります。
 その時ばかりは自慢でしたね、聞こえてくるのは生唾の音だけでした。『スゲー・・・・ソレデソレデ・・・・・ボク見たいなぁー・怒られるかなぁ』

 当時11PMはエッチな隠語として流行ってました。予断だけど確かオッパイに桜のシールがハッ付けてないとダメな時代だったような気がしてますが、今から考えたら・・・・

 ところでトリスのあのアンクルさん柳原良平さんが産みの親、何とみろくの里ととても深い関係が在るみたいです。サントリーのページで記事を見つけたので引用させて頂きました。


アンクル・トリス

 アンクル・トリスが生れて40年。今でもアンクル・トリスのモデルについて訊ねられることがある。モデルはない。

 アンクル・トリスができたのは昭和31(1956)年ごろ。私のイラストレーションをTVCMのキャラクターに使うという方針が決まって、開高健さんや私など寿屋(サントリーの前身)の宣伝課員は小さな会議を開き、主人公の性格を決めた。

 酒好きは当然である。小心者だが思いきったこともする。少しエッチで女好きだが、正義感が強い、あまり喜怒哀楽を表わさないが神経は細やか…、あとは忘れた。

 会議のあと席に戻り、私は、今決めた性格を具体的な人間像にしてみた。三十分後にアンクル・トリスが生れた。あんまり苦心談はない。

 アンクル・トリスは優れた後見人がいて幸せな主人公である。開高健さんのアイデアはどちらかといえば荒唐無稽。デビュー作の飲むにつれて体がだんだん大きくなり、顔が赤くなるというのは彼のアイデアだった。
 山口瞳さんはリアリズムで、粋で心理描写がデリケート。この二人をはじめ多くの人々に助けられてきた。一枚の絵も、アニメーションで動き、何十年も続くと、まるでそういう人間が実在するように、生き生きと記憶に残る。

 アンクル・トリスのモデルはいない。しかし、強いて探すなら、それは私自身のような気がする。そして、私のモデルもアンクル・トリス。こうして、また皆さんの前に出させてもらえて、アンクル・トリスも私も、喜んでいる。

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