アンクルトリスと柳原良平
柳原良平

 十年前、常石造船が文化事業としてみろくの里に版画工房をつくりましたが、当時からこの工房でリトグラフの制作をすることになって以来この地とは縁深い親しいかかわりができました。広島県沼隈町から友好町民に推されました。

 四季それぞれ移り変わりを見せてくれる自然に囲まれた工房で仕事をし、終われば瀬戸内海に沈む夕日を眺めながらおいしいサカナで盃を交わす。この恵まれた環境は都会育ちの私に故郷の思いをつくってくれました。

 今回、常石造船及びみろくの里版画工房そして関連企業のみなさんのご厚意とご盡力並びにサントリーのご協力によって私のミュージアム「アンクル船長の館」が出来上がりました。

 「アンクル船長の館」は数年前、北欧の船長さんが自分の乗る貨物船が常石造船で建造され完成するまで滞在していた家をそのまま私の仕事場にしつらえてミュージアムにしたものです。
 これまでに収集した船のコレクションや、船キチ少年の頃からのスケッチ、船に関する資料などの展示。アトリエを復元した絵のギャラリー。そして昔なつかしいトリスバーを再現して、サントリー時代の作品の陳列など、ちょっと魅力的な船と絵とおサケの世界ができ上がっています。

 トリスのハイボールを飲みながらごゆっくりおたのしみ下さい。

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