星占いに13番目の星座が追加?

この前、本で星占いのコーナーを見たら、いつのまにか12の星座が1つ増えて13にな っていました。どうして1つ増えたんですか?

黄道13星座

西洋占星術に使われている黄道12星座は、春分点を起点にして黄道を12等分したもので、 西洋占星術がほぼまとめられた紀元前2世紀頃に当時の春分点がおひつじ座にあったこと から、第1宮はおひつじ座、第2宮はおうし座、第3宮はふたご座、・・・・、 第12宮はうお座で終わる12星座が割り振られ、現在も一般にひろく使われています。 ところで春分点の位置は、地球の歳差運動のために毎年黄道上を50.3秒角ずつ西へ移動し ていて、約72年で1度、約2150年で30度移動します。

そのために紀元前2世紀頃におひつじ座にあった春分点が現在で はうお座に移っていま す。そして12の全ての宮が、星座と合わなくなっています。 そこで、星座と合わせた占星術も考えられています。この場合の星座の大きさはまちまち ですから、それぞれの宮の間隔も30度毎ではありません。

さらに、19世紀までは星座の境界がはっきりしていなかったものが、1928年の国際天文同 盟(現在の国際天文学連合)の総会で決まりました。(理科年表による)

そして、へびつかい座を黄道が通っていることがはっきりわかるようになりました。最近 になって、若い人たちの間で星占いの人気が高まってきた機会をとらえて、へびつかい座 を加えた13星座の占星術を考える人が出てきたのです。

ところで、星座は、星の並びを覚えやすくするために人間がわざとつくったものです。 星座の境界も、天文学者がわざと決めたものです。そのような星座が、人間生活を左右す るようなことを考えるのは迷信と同じです。気にしないようにしてください。

水・金・地・火・木・土・天・(海)・(冥)?惑星は太陽に近い順に言うと、 水・金・地・火・木・土・天・冥・海ですよネ?お父さんは、 「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」 って言うんですけど。どちらが正しいの?

水・金・地・火・木・土・天・海・冥

惑星は、太陽の周りを円に近い楕円軌道を描いて回っていて、太陽からの平均距離は太陽 から近い順に、惑星の頭文字を取って水金地火木土天海冥となります。

ところが冥王星の軌道は、楕円の離心率が非常に大きいために、太陽へ29.694天文単位 まで接近しますが、遠ざかると49.386天文単位になります。

また海王星の軌道は、太陽へ接近したときは29.840天文単位、遠ざかったときは30.380 天文単位となり、いずれも冥王星の太陽接近距離よりも遠い位置になります。

これは冥王星の軌道が、海王星の軌道の内側へ入っていることになります。その時期は、 1979年1月から1999年3月までで、現在はその時期に当たっているために、惑星 の太陽から近い順は「水金地火木土天(冥)(海)」といわれるのです。

冥王星は、太陽の周りを約248年かかって回っていて、その間の約20年間だけ海王星 よりも太陽に近い位置にいます。1999年に、再び最も遠い惑星になります。 ですから、1999年までは「水金地火木土天冥海」も正しいのです。
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