鯨羊羹1本入り
鯨羊羹2本・スリーブ入
鯨羊羹 鯨羊羹1本
鯨羊羹2本・スリーブ入
鯨羊羹3本・箱入
鯨羊羹4本・箱入
鯨羊羹5本・箱入
1,260円
2,520円
3,990円
5,355円
6,615円
鯨羊羹メイン 御菓子司中屋の鯨羊羹
店舗内
■中屋 東尾道店
外観
住所 尾道市高須町東新涯4835-3
電話 0848-47-3070  営業時間 9:00〜19:00
『尾道銘菓 中屋の「鯨羊羹」は実に必見、食してまことに滋味に溢れています』。
鯨羊羹イメージカット
鯨羊羹イメージカット 御菓子司中屋 備後國・尾道
中屋本舗 【和菓子・洋菓子販売】
http://www.nakaya-honpo.com
尾道に中屋あり。
私が子供の頃から聞いていたフレーズです。
父を尋ねて来るお客さんが
持参してくださる物の一等賞が、
中屋の包みにくるまれた和菓子でした。
中屋さんの和菓子には、
尾道にちなんだ名前ものが一杯あります。
とりわけ鯨羊羹は
中屋でしか買えない逸品物ですね。

尾道の『鯨羊羹』の製造は大正を創業とする尾道の
老舗に秘伝として守られてきました。
しかしその作り手が御高齢となり継続する事が出来ず、
その姿は消えてしまったと聞きました。
私も数年前、鯨羊羹が食べれなくなると聞き、
一つ尾道の文化が消えることの
空虚な感情にとらわれたものでした。
その味は多くの茶人や文化人、
そして味を知ってしまった多くの人の切望の中で、
今その姿を見ることが出来ます。
御菓子司中屋がその技の味を継承したのです。
まずはその食感と甘みは旨みと変わる絶品です。
まさしく私が綴る尾道絶品通りの
第一弾にふさわしい一品です。

白と黒の蒸し羊羹を合わせ、その姿は鯨の『おばいけ』 を
まさしく想像させてくれる愉快な羊羹です。
白は「道明寺羹(どうみょうじかん)」といい、
その食感と味わいは抜群ですね。
また夏暑い日に見るその姿は
ゆっくりと落ちてくる『なごり雪』を想わせ涼を運び、
冬見れば、春近い雪解けの湖畔を想わす
『はかないやわらかさ、優しさ』があります。
私はこの風情がたまらなく好きです。
食べて後に残るのは やさしい甘さだけ…

黒い部分は錦玉羹に一文字を差し込むときの
あの弾力はもう悦楽のときですね。
白と黒の一見キツイ色合わせも、
口に運ぶと絶妙な味をかもし出します。
真に珍しいこの鯨羊羹の名前の由来は諸説あるようですが、
雛色目の中に白と黒の掛け合いを鯨色とか、
織物であれば鯨合わせとか、鯨織りといいました。
ここ尾道の西側には周囲700メートルの大鯨島、
400メートルの小鯨島があります。
昔、師走には出産のために鯨が現れ、
睦月には子供と共に移動したと、渋川義行の命により
京都から九州の紀行文を綴った今川貞世の、
『道ゆきぶり』に記されていました。
室町時代の料理本「四条流包丁書」には、
当時鯨は最高の献立としてクジラ料理が紹介されています。
後には庶民の味として普及しますが、
その頃はとても貴重であったようですね。

もうこの鯨羊羹の味を出せるのは、
ここ尾道の中屋さんだけでしょうね。

お茶を愛する人が作る和菓子には正直色気があります。
日本独自のその色気文化は、
日本人以上に欧州では美として受け入れられています。
不思議だなぁ・・・・
何故に日本のものを日本人がわからないのか・・・・
最近少しだけ解ってきました。
商品として作る和菓子もあけば、
背景に文化を背負って生まれるそれもある。
外国の方が食して感動して自国に持ち帰る和菓子は、
やはりお茶人がその文化を根底に創った和菓子に出会って
感動して帰っています。
やはり和菓子は茶人の色気がないとだめですね。
日本独自の和菓子文化は
お茶の侘び寂びから生まれたものと考えてしまいます。
洋菓子にも、もちろん文化も愛情もあります。
がしかし、侘び寂びについては日本が抜きに出ていますね。
ご存知でしたか・・・・
和菓子の様々に織り込まれた物の哀れを・・・・

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