シーン・パノラマ・シークエンス・セレンディピティ。
写真や物語を綴る、私の基本的スタイルです。


私は常に心がけている事があります。
伝統・伝説・習慣・風習・風情・・・・
その独特な地域性は、
土地の地・人の血・知恵の智で構成されています。


特にもっとも重要なことは、その土地の気候・風土が、
人を作り、祈りの形を作り、歴史を作ると私は思うのです。


一つの風景を見て感じたままに撮影することも、一つの表現手法です。
一方で私が最も大切にするのは、
一つの歴史がそこに有った事をイメージし、撮影する表現手法をとります。


そこに展開された歴史ドラマ、人の生き様、そこにまつられた神社仏閣、
すべてに意味があり、すべてが必然であり、
その集合体が日本人観の「美」そのものであり、
事の本質に繋がると思うのです。

人は自然界の中で生きている。
人は自然界の一部で生かされているのではと思うのです。

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